こんにちは、tatanと申します。本日も記事をご覧頂きありがとうございます。
早速ですが、色々悩んだ挙句購入した革靴を履かなくなることって少なからずあると思います。
今回は、僕が「Alden タンカーブーツ(クロムエクセル)」の着用頻度が減ってしまった理由を考察していこうと思います。
もう結論から話しますと
- サイズ選び間違い(大きすぎた)
- 履くのに時間かかる(スピードフックあるとはいえ、ローファーが楽すぎる問題
- ラギット過ぎる
- もう少し早く茶芯が出ると思っていた(認識が甘い
Aldenタンカーブーツとは
まずはじめに、タンカーブーツの紹介をしていきます。
Aldenとは
1884年、マサチューセッツ州ミドルボロウにて創立された、米国の靴文化を象徴するシューメーカー
THE LAKOTA HOUSE :引用/一部抜粋
アメリカントラッドを語るうえで不可欠の存在で1970年代には、医療用矯正靴がファッションシーンでも高く評価され、素晴らしい履き心地とともに名声を世界へと広げました。
タンカーブーツについて
アメリカ軍の軍用木型を祖とする379Xラスト。通称ミリタリーラストと呼ばれる。
しかし終戦と共にその木型は役目を終えると同時に人々の記憶とともに姿を消す。
それから半世紀を過ぎた頃、オールデンの古い倉庫から当時の木型が発見されタンカーブーツが誕生した。
今ではオールデンを代表する傑作ブーツとして知られるまでに。
オールデンで最初に買いたいブーツの人気筆頭候補である。
シューズサロンなとりや
379X 通称「ミリタリーラスト」について
先ほども軽く触れましたが、ミリタリーという名称のとおり、米軍へブーツを提供していたことからその名がつけれています。

トゥが丸いのが特徴的です。つま先が広くゆとりがあり捨て寸がほぼないのも特徴です。

こちらは9916(バンラスト)とタンカーブーツ(ミリタリーラスト)
アウトソールでウエストの絞り込みの比較は難しいですが参考までに載せています。
なぜクロムエクセルモデルなのか
Aldenといれば「コードバン」の「タンカーブーツ」が知名度や憧れの点からも所有欲を刺激されます。
しかし、当時の僕はSNSではコードバンばかり投稿されており、所有している人が少ないという理由で購入へ気持ちが傾いていました。
さらに、「茶芯ブーツ」についてすごく調べていた時期でもあり、他のシューメーカーの茶芯ブーツも色々調べた結果、一番ドレッシーで服装の系統的にも合わせやすいと感じ購入しました。
タンカーブーツを履かなくなった理由
ここからは履かなくなった理由を4つ挙げましたので1つずつ見ていきます。
サイズ選び間違い(大きかった)
まず、きつめに紐を結ぶと羽根が閉じてしまうくらいなサイズ感。さらにスピードフックの部分は完全に羽根がしまっています。それくらいに大きく、現在買うならハーフサイズ下げて購入することになりそうです。

羽根が閉じているほどドレッシーな印象になると思います。ですが、閉まりすぎても靴の形状が変わってしまいます。僕のタンカーブーツは閉まりすぎでしょう(笑)
インターネットの記事ですとバリーラストよりハーフサイズ上げたほうがいいという記事もみかけたので「8D」を購入そもそも「バリーラスト」の靴を持っておらず、試着をしたこともありませんでした。これが良くなかったです。
現在は「バンラスト」「モディファイドラスト」を所有しどちらも「7.5D」で着用しています。
これは僕の足の特徴からサイズ選びをすると「7.5D」というサイズ感になりますが、皆さんは試着をしてからの購入をお勧めします。
履くのに時間がかかる
ブーツ=着用に時間がかかる。このイメージは皆さんがもたれていると思います。その解決策として「スピードフック」があります。

フックに紐をかけていくだけなので穴に通さない分早くできます。
これで解決できるからいいと当時の僕は考えていました。
ローファー楽すぎる問題は本当に問題です。政策に掲げていいレベル
ラギット過ぎる
ソールの厚さやミリタリーブーツという靴そのものが持つ「無骨さ」が、「ミリタリー」や「ワーク」の世界観を強く演出してしまうというのが僕の感想です。(良くも悪くも、僕の場合は悪い側面が今のところ多いです
「アメカジ」が持っている「イメージ」というのでしょうか。でもアメカジが好きなら持っておくべきブーツな気がしています。

ソールをひとつとってみても全然違うことがわかると思います。
そもそも世界観やコンセプトが全く違う靴同士を比較できないことは分かっていますが、ソールを変更するだけで印象が大きく変わると思います。
エイジングスピード
「クロムエクセルレザー」といえば「茶芯」が一番の魅力かと思います。
そこから着用頻度が減っていき、エイジングスピードがさらに落ちていくという悪循環に陥っています。
タンカーブーツのいいところ
・ここからはタンカーブーツを買ってよかったことを紹介していきます。
オールデンを代表するブーツ
オールデンといえば「スキンステッチ」をイメージする方が多いと思います。
かくいう私もタンカーブーツのスキンステッチに魅了されたひとりです
このスキンステッチは「ノルウィージャンフロント」と呼ばれるステッチが特徴で熟練の職人によりすべて手縫いで行われており高い技術が要求されます。

「スキンステッチ」という名の如く、まさしく皮膚の上を縫っていく処理が施されています。

見づらいですが、ステッチで革の表面を盛り上げていく立体的な意匠を施してあります。
プランテーションソールの履き心地
天然ゴムで作られたゴム底のつま先をレザーソールに変更されたソールを「プランテーションクレープソール」と呼び、Alden特有のソールになります。

ソールがゴムなので「高いクッション性」があり、履き心地がまるでスニーカーのようで初日から長距離歩行が可能でした。
また、先端がレザーに切り替えられている理由としては一説によると、欧州が靴のまま家に上がるという文化が関係しております。その際に絨毯等の敷物にクレープソールの繊維が絡まないようにつま先をレザーにしているようです。
クロムエクセルレザーの革質
Aldenタンカーブーツといえば「コードバン」が圧倒的に有名で憧れている方も多いと思いますが、僕が購入したものは「クロムエクセルレザー」になります。


どうすれば着用頻度が増えるか
すぐに手放したくはないですし、着用頻度が増えるような方法も検討していきます。
やはりオールソールでソールを変えるのがダイナミックに雰囲気を変えられると思います。
まずひとつ目が薄めのゴム底に変更
イメージとして「フラットボックス」を参考としています。こちらのモデルのアウトソールは自社生産だと思われます。
ビブラム社から似たようなラバーソールがありますのでそちらに変更すればラギット感を薄めることが出来そうです。

つぎにふたつ目がレザーソールに変更
今後も着用頻度が増えなければ上記のようなことも実行しなければいけませんが、あとは修理屋さんと相談になるかと思います。
プランテーションソールからの変更はタンカーブーツらしさを奪い取ることにもなりますし、それなら別のブーツを買えばいいだけなので、そこは慎重に検討していきたいです。
僕のようにならないために
今回は「Alden タンカーブーツ」の着用頻度が減った原因を考えてみました。
大事なことは
- 試着する
- 着用シーンを具体的に考える
以上の2点が特に重要と感じています。
さらに、年齢を重ねてファッションスタイルが変遷していくことまで考慮した革靴選びをすれば間違える確率は大きく減るんではないかと思います。
最後までありがとうございます。tatanでした。


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